ミラーニューロンとは? | スピードコーチングコラム

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ミラーニューロンとは?

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感情移入する仕組み

ミラーニューロンとは、私たちが他人の行動を見たときに、まるで自らが行っているかのように感じさせる神経細胞のことです。
たとえば歯医者で治療中の他の患者を見て、自分の歯にも痛みを感じるような錯覚を覚えることは、ミラーニューロンの働きであるとされています。

1996年にパルマ大学のジャコーモ・リッツォラッティ教授らが、マカクザルの下前頭皮質に電極を設置した実験で発見しました。相手の感情を鏡のように反射させることからミラーニューロンと命名されています。

もともとは猿マネから?

ミラーニューロンの働きは、相手の動きをマネすることに端を発しているという研究結果も報告されています。もちろん無意味に相手の動きをマネするというのではなく、相手の動きを模倣することで行動の意味や感情を理解しようとする社会的な試みの一環としてです。

相手の気持を把握するには、相手の身になって考えるのが一番ということなのでしょうか。

ミラーニューロンの機能

具体的なミラーニューロンの機能は次のとおりです。

1.理解

ミラーニューロンがあるおかげで、実際にモノマネをしなくても相手の感情を予測することが可能です。つまり、相手の気持ちを理解し、裏を取ることなく状況を把握することができるのです。
もし相手の行動を逐一反芻しなければならないとすれば、円滑なコミュニケーションをとることは難しいでしょう。その意味において、ミラーニューロンは相互理解を促進していると言えます。

2.共感

また、相手の気持ちを理解するだけでなく、感情移入して共感することもミラーニューロンの働きであるとされています。映画を見て涙するのはまさにその典型例と言えるでしょう。実際に恋人と別れていなくても、両親を失っていなくても、間接的に悲しむことができるのはそのためですね。

3.疑似体験

気持ちや感情面だけでなく、擬似体験もミラーニューロンによってもたらされるとされています。冒頭の歯医者での出来事などはまさに疑似体験ですよね。実際に自分が治療を受けていなくても、相手の表情や音からリアリティな痛みを実感することができます。

ミラーニューロンの働きは将来的な痛みのように、予測される危険を回避するためにも役立ちます。

感情のコントロール

マカクザルと私たちの違いは、ミラーニューロンの存在を意識できるかどうかということです。
精神的な病や落ち込みは他人にも移るとされていますが、もし自分にミラーニューロンがあると意識しておけば、相手の状態を客観視することが可能になります。そうすることで、自分の感情は相手を理解するためのものと認識し、冷静に対処することができるのです。

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