メタモデルとは? | スピードコーチングコラム

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メタモデルとは?

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体験を語る

私たちの日常生活には自身の体験を語る場面がたくさんあります。
とくに相手との良質なコミュニケーションを行うためには、自身の情報を開示して信頼関係を構築することが大切です。

商談でもカウンセリングでも、クリティカルな話だけではお互いに胸襟を開くことはできないでしょう。
それよりも自身の趣味や嗜好、過去の失敗談など、よりパーソナルなトークを展開することがラポール(心的融和)の構築につながります。コミュニケーション上手な方は、そのことを経験上知っているものです。

ただし、そうしたパーソナルな会話の中にもすべてが含まれているとは限りません。むしろ、詳細を隠して表面上の内容だけに終始してしまうこともあるのです。そのような隠された詳細や欠落した情報を明確にし、より深い対話を行う試みがメタモデルの利用です。

メタモデルの種類

メタモデルは大きく「一般化」「歪曲」「省略」の3つに分類されます。それらをさらに細分化すると、全部で12のパターンから構成されていることが分かります。

1.一般化

①可能性の叙法助動詞:無意識のうちに限界を定めてはいないか?
②必要性の叙法助動詞:「~すべき」「~すべきではない」と決めつけていないか?
③普遍的数量詞:全て、いつも、誰でも、決して~ない、一つも~ないなど、考えに制限をしていないか? すべての可能性を肯定・否定し、例外を排除していないか?

2.歪曲

④等価の複合観念:異なる複数の説明が最終的に同じ意味に帰結していないか?
⑤前提:考えや結論に至るための前提が隠されていないか?
⑥因果:原因と結果の因果関係にとらわれていないか?
⑦憶測:他人の気持ちや考え方を憶測によって決めつけていないか?

3.省略

⑧不特定名詞:誰が・いつ・どこで・何を・誰に・などが省略されていないか?
⑨不特定動詞:「どのように行われたのか」が具体的に示されていないのではないか?
⑩比較:比較する対象が省略されていないか?
⑪判断:対象への評価や判断基準が省略されていないか?
⑫名詞化:プロセスを動的なものではなく、静止した名詞にしていないか?

なぜメタモデルが大事なのか?

これらのメタモデルをなぜ意識する必要があるのかと言うと、相手の発言にはつねにバイアスがかかっているからです。それは思考のクセかもしれませんし、恥の意識かもしれません。あるいは宗教的な理由ということもあるでしょう。

しかし、そのバイアスをそのままにしておけば相互理解は生まれません。正しい情報を共有し、より高次元のコミュニケーションを実現するためにはメタモデルの認識が欠かせないのです。

圧迫しないように

ただし、質問をくり返すことで不必要に相手を圧迫してはいけません。
出会って間もない頃に相手の心の柔らかい部分を無遠慮に探るのは失礼ですよね。場合によっては心を閉ざしてしまうかもしれません。

相手の心象に配慮しながら、少しずつ信頼関係を構築することを忘れないようにしましょう。

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